日本人のための英語発音:カタカナ英語に聞こえる音と、その直し方

日本語話者の英語がカタカナ英語に聞こえる原因は、いくつかの決まった音です。RとLの区別(rightとlight)、子音のあとに母音を足す癖(strikeが「ストライク」の5拍になる)、th(thinkが「シンク」になる)、VとB(veryとberry)、seaが「シー」(she)になること、cat・cut・cotがすべて「ア」になること、そして単語の強勢とリズムです。音はひとつずつ、ミニマルペア(その音だけが違う単語の組)で直すのが近道です。

自分の発音は無料・登録不要でチェックできます。TonePerfectの発音テストは、標準的なアメリカ英語を基準に、すべての単語のすべての音を採点し、一番弱い音を示します。よく勧められるアプリはELSA SpeakとBoldVoiceです。TonePerfectを含め、それぞれ何が得意かを下で正直にまとめました。

更新 · アプリの情報は同日に各公式サイトと米国App Storeで確認しました。執筆:このページで紹介しているアプリのひとつ、TonePerfect

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カタカナ英語に聞こえる8つのポイント

よくある傾向で、全員に当てはまるわけではありません。すでにできている音もあるはずです。どれを練習すべきかはテストでわかります。ペアの単語は英語です。声に出して言い、ページ上部の録音ボックスで確かめてください。

  1. 1RとL:rightとlight/ɹ/ /l/

    よくあること: 日本語のラ行は、舌先で歯ぐきを軽くはじく音で、英語のRともLとも違います。そのためrightとlight、readとleadが同じに聞こえやすくなります。

    直し方: Lは舌先を上の歯の裏の歯ぐきにしっかり付けたまま声を出します(light)。Rは舌先をどこにも付けず、少し奥に引き、唇を軽く丸めます(right)。どちらも「はじかない」のがポイントです。

    練習用のペア

    • right · light
    • read · lead
    • rice · lice
    • grass · glass
    • correct · collect
    • fry · fly
  2. 2子音のあとの母音:strikeは1音節/str/ /-sk/ /-lk/

    よくあること: 日本語は「子音+母音」が基本なので、英語の子音の連続や語末の子音に母音を足しがちです。strikeは「ス・ト・ラ・イ・ク」の5拍、desk は「デスク」、milkは「ミルク」になり、音節の数が変わってしまいます。

    直し方: 子音は母音なしで続けて発音します。s-t-r-ike を一息で、最後のkは「ク」と言わずに息だけで止めます。「ウ」や「オ」を足していないか、録音で確かめてください。

    練習用のペア

    • strike · street
    • desk · milk
    • test · bread
    • asked · texts
  3. 3th:thinkとthis/θ/ /ð/

    よくあること: 日本語にthの音はないため、thinkは「シンク」(sink)、thisは「ジス」(zis)、mouthは「マウス」(mouse)になりがちです。

    直し方: 舌先を上の前歯の先に軽く当て(歯の間から少し出してもかまいません)、そのすき間から息を出します。thinkは声なし、thisは声ありです。舌で息を止めるとtやdになるので注意しましょう。

    練習用のペア

    • think · sink
    • thank · sank
    • mouth · mouse
    • then · zen
    • breathe · breeze
  4. 4VとB:veryとberry/v/ /b/

    よくあること: 「ヴ」と書いても、日本語では多くの場合Bと同じ音になります。そのためveryがberry、voteがboatに聞こえます。

    直し方: Vは上の前歯を下唇の内側に軽く当て、声を出しながら息を流し続けます。唇どうしは付けません。Bは両唇を閉じてから開きます。

    練習用のペア

    • very · berry
    • vote · boat
    • van · ban
    • vest · best
    • curve · curb
  5. 5siとshi:seaとshe/s/ /ʃ/ · /f/ /h/

    よくあること: 日本語の「シ」は英語のsheに近い音なので、seaがshe、seatがsheetに聞こえやすくなります。同じように「フ」は唇を合わせる音で、英語のfともhとも違い、foodやwhoがあいまいになります。

    直し方: seaのsは、舌先を上の歯ぐきに近づけ、唇を横に引いて「スィー」と細い息で。sheは唇を少し前に突き出します。fは上の前歯を下唇に当て、hは口を開けて息を出すだけです。

    練習用のペア

    • sea · she
    • seat · sheet
    • sip · ship
    • food · who
    • fold · hold
  6. 6「ア」の3種類:cat、cut、cot/æ/ /ʌ/ /ɑ/

    よくあること: アメリカ英語では、日本語の「ア」にあたる場所に少なくとも3つの母音があります。cat /æ/、cut /ʌ/、cot /ɑ/ をすべて「ア」で言うと、cap・cup・copの区別がなくなります。birdの /ɝ/ も「アー」にすると bard に近くなります。

    直し方: /æ/(cat)は「エ」の口で「ア」と言うように、口を大きく横に開きます。/ʌ/(cut)は短く弱い「ア」。/ɑ/(cot)は口を縦に大きく開けた「アー」。bird の /ɝ/ は、舌を奥に引いたまま「アー」と「ウー」の間の音です。

    練習用のペア

    • cat · cut
    • cap · cup
    • hat · hot
    • bird · bard
    • hurt · heart
  7. 7wとwoの音:wood、woman/w/ /ʊ/

    よくあること: 日本語には「ウ」の前のwがないため、woodは「ウッド」、womanは「ウーマン」、wouldは「ウッド」となり、最初のwが消えます。

    直し方: まず唇を小さく丸めて前に突き出し、その形から次の母音へ移ります。wood は「(唇を丸めて)ゥウッ・ド」という感覚です。

    練習用のペア

    • wood · would
    • woman · wool
    • woke · walk
  8. 8強勢とリズムˈ

    よくあること: 日本語は拍(モーラ)ごとにほぼ同じ長さで話し、高さで区別します。英語は1つの音節を強く・長く言い、ほかの音節は短く弱くします。McDonald’sを「マ・ク・ド・ナ・ル・ド」と6拍で言うと、英語話者には聞き取りにくくなります。

    直し方: 辞書の強勢記号(ˈ)がついた音節だけを強く長く言い、ほかは軽く短くします:baNAna、McDONald’s。chocolate は CHOC-lit と2〜3音節です。文の中では a、of、to などの小さな語を短く弱く言います。

    練習用のペア

    • banana · chocolate
    • McDonald’s · important
    • photograph · photography

    TonePerfectはこの点を採点しません。お手本の音声と聞き比べてください。

練習のしかた

  1. 難しそうな音からではなく、テストで一番弱いと出た音から始めます。
  2. 一度にひとつのペア。2つの単語を聞き、交互に言って録音します。自分の録音で違いが聞き分けられなくても大丈夫です。そのためのチェックです。
  3. 週に1時間より、毎日5〜10分。音は繰り返しで定着します。
  4. 単語から文へ:まず right、次に turn right、そして仕事や学校で実際に使う自分の文へ。

無料で自分の発音をチェックする方法

  • 無料の英語発音テスト:短い単語5つ、約1分。すべての音が0〜100で採点され、弱い音から順に表示されます。
  • アクセントテスト:アクセントが出やすい音を集めた5語(think、really、ship、very、world)を、弱い順に並べます。
  • 好きな単語・文のチェック:120文字までの英単語・ペア・文(例:right light)を入力して読み上げると、単語ごと・音ごとの点数が出ます。このページ上部の録音ボックスと同じツールです。

すべて無料・登録不要で、必要なのはマイクだけです。基準は標準的なアメリカ英語です。音を採点して一番弱い音を示しますが、文の強勢、音のつながり、イントネーションは採点しません。また、正しい音の代わりにどの音を言ったかは判定せず、どの音が不正確だったかを示します。

役に立つアプリ

「英語の発音を良くするアプリは?」と聞くと、たいていELSA SpeakとBoldVoiceが挙がります。どちらも良いアプリですが、得意分野が違います。

ELSA Speak

もっとも知られた英語発音アプリ。音と単語の強勢をAIがフィードバックし、アクセント(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)を選べ、IELTSやTOEFLの対策もできます。

無料プランは1日2レッスンまで。すべての機能は有料(米国App Storeで月額19.99ドルから)。

BoldVoice

仕事で使うアメリカ英語のアクセント練習。AIが音ごとに分析し、ハリウッドのアクセントコーチによる動画レッスンがあります。

無料プランはなく、7日間の無料トライアルのあとサブスクリプション(米国App Storeで14.99ドルから)。

Speak

AIの先生との会話練習。App Storeの説明では、AIが発音・イントネーション・流暢さを評価します。

音ごとのトレーニングより会話コースに近いアプリです。iOSとAndroidのみ。7日間無料、その後は月額17.99ドルから(米国App Store)。

TonePerfect私たちです

ブラウザで、登録なしで、すべての音を無料チェック。このページのペアを含め、自分の単語や文をそのまま確かめられます。

基準はアメリカ英語のみ。イントネーションや文の強勢は採点せず、会話練習もありません。アプリ(iOS、Android、Web)には1日の上限つき無料プランとPremiumがあります。

7つの選択肢を料金と出典つきで比べた記事:ELSA Speakの代わりになるアプリ

日本人の英語発音についてよくある質問

英語の発音を良くしてネイティブっぽく話すには、どのアプリがおすすめですか?+

目的によります。アクセントを選べて試験対策もしたいならELSA Speak、動画コーチつきでアメリカ英語のアクセントを練習したいならBoldVoice、会話の量を増やしたいならSpeak。自分の弱い音を無料・登録不要で知りたいなら、まずTonePerfectの発音テストを。すべての音を採点し、最初に直すべき音を示します。

日本人にとって難しい英語の音はどれですか?+

とくに多いのは、RとL、子音のあとに母音を足す癖、th、VとB、seaとshe、cat・cut・cotの母音の区別、woodやwomanのw、そして強勢とリズムです。

英語の発音を無料でチェックできますか?+

はい。TonePerfectの英語発音テストは無料・登録不要で、5語・約1分、すべての音を0〜100で採点します。自分の単語や文も、このページでそのままチェックできます。

アメリカ英語とイギリス英語、どちらを目指すべきですか?+

どちらでもかまいません。大事なのは一貫させることです。このページの音(R/L、母音の付けすぎ、th、V/B)はどちらでも同じように重要です。TonePerfectはアメリカ英語を基準にしています。イギリス英語を選べるのはELSA SpeakやSpeakometerです。

日本語なまりは完全になくせますか?+

目標は「なまりをゼロにする」ことではなく、確実に伝わることです。少しなまりがあっても、とても聞き取りやすく話す大人はたくさんいます。上の音の置き換えを直せば、誤解の大部分はなくなります。

弱い音を毎日練習したいなら、TonePerfectアプリがあなたの一番弱い音から練習を組み立てます。無料で始められます。