ネイティブのような英語の発音に近づくには(訛りを減らすコツ)

目指すべきは訛りをなくすことではなく、聞き取りやすく話すことです。強い訛りがあっても完全に通じる人はたくさんいます。英語を聞き取りにくくしているのは、たいていthのような有名な音ひとつではなく、強勢、母音、抜け落ちた語尾、そしてリズムです。

ですから、練習はこの順番で。正しい音節に強勢を置き、それ以外の音節はゆるめてschwa(シュワー)にする。shipとsheepのような母音のペアを区別する。単語を最後まで言い切る。そのうえで、音のつながり、文の強勢、イントネーションに取り組みます。自分の声を録音してネイティブの音声と聞き比べ、一度にひとつずつ直していきましょう。

更新 · 執筆:発音アプリを開発しているTonePerfect

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練習すべきこと(効果の大きい順)

このリストを上から順に見て、自分にとって問題になっている最初の項目で止まってください。全項目を週に1時間やるより、1項目を毎日10分やるほうが効果的です。

  1. 1単語の強勢とschwa

    聞き手は英単語を聞き分けるとき、強勢のパターンに大きく頼っています。PHOtograph、phoTOGraphy、photoGRAPHicは子音が共通で、違うのは強勢の位置と、それによってどの母音が弱まるかです。強勢を置く音節を間違えると、一つひとつの音が正しくても、聞き手はその単語だと気づけないことがあります。

    練習法: 新しい単語は強勢の位置とセットで覚えましょう。強勢のある音節は長く、大きく、高く発音し、強勢のない母音はschwa——aboutやbananaに出てくる、短くゆるんだ「ア」に近い音——まで弱めます。すべての音節の母音をはっきり発音してしまうのは、英語が外国語なまりに聞こえる最もよくある原因の一つです。

    ガイド:単語の強勢とschwa(英語) →schwaの音(英語) →

  2. 2母音の長さと母音のペア

    英語はほとんどの言語より母音が多いため、ship/sheep、full/fool、bed/bad、cut/catのようなペアが一つの音に混ざりがちです。そうなると、聞き手は文脈から単語を推測するしかありません。

    練習法: ミニマルペアを声に出して練習しましょう。sheepは長く緊張した音で唇を横に引き、shipは短くゆるんだ音です。また、母音は語末が有声子音のときに長くなるので、beadはbeatより長く発音されます。この長さは、聞き手が語末の子音を聞き分ける手がかりになっています。

    ガイド:shipとsheep(英語) →sitの母音(英語) →seeの母音(英語) →catの母音(英語) →birdの母音(英語) →

  3. 3語末の子音と子音の連続

    英語は語尾に多くの意味を詰め込んでいます。複数形の-s、過去形の-ed、can’tのtなどです。語尾を落としたり、後ろに母音を足したり(「work-u」)すると、文法や単語そのものが変わってしまいます。

    練習法: 語末の子音は、小さくてもすべて発音しましょう。world、months、askedのような子音の連続は、母音を挟まずに言えるまでゆっくり練習し、それから元のスピードに戻します。

    ngの音(sing)(英語) →vの音(van)(英語) →wの音(we)(英語) →

  4. 4文の強勢とイントネーション

    英語では新しい情報を運ぶ単語に強勢を置き、小さな単語(a、the、to、of、and)は速くつなげて言います。強勢を置く単語を間違えると意味が変わります。“I didn’t say SHE took it”と“I didn’t say she TOOK it”は同じ主張ではありません。英語なら下がるところで平坦なままだったり上がったりすると、平叙文が自信なさげに聞こえることがあります。

    練習法: 各文で1〜2個のキーワードに印をつけて強く言い、平叙文の終わりでは音程を下げます。ネイティブの短い音声をフレーズごとにまねて(シャドーイング、“shadowing”)、自分の録音と聞き比べましょう。

  5. 5RとL

    英語では2つある音が母語では1つしかない場合、rightとlight、roadとloadが同じ単語になってしまうことがあります。たいていは文脈で救われるので、特に問題になるのはどちらの意味でも通じてしまう単語です。

    練習法: rでは舌はどこにも触れません。lでは舌先が上の前歯の裏にある歯ぐきの膨らみに触れます。単語のペアで練習してから、文の中で使ってみましょう。

    ガイド:rとl(英語) →英語のr(英語) →lの音(英語) →

  6. 6TH

    thの音は学習者がいちばん気にする音ですが、代わりにt、d、s、z、fで発音しても聞き手が理解できなくなることはまれで、ネイティブの訛りの中にもthを置き換えるものがあります。直す価値はありますが、ここまでの項目のあとで十分です。

    練習法: 舌先を上の前歯の先に軽く当て、その上に息を流します。thinkでは声を出さず、thisでは声を出します。舌で歯をはじくことはありません。

    ガイド:thの発音のしかた(英語) →無声のth(think)(英語) →有声のth(this)(英語) →

  7. 7音のつながり(リンキング)

    ネイティブは単語をつなげて話します。“pick it up”は“pi-ki-tup”に近く聞こえ、“want to”はよく“wanna”になります。これが最も必要になるのはリスニングです。自分が話すときは、少しつなげるだけで滑らかに聞こえますが、より正しくなるわけではありません。

    練習法: 単語が子音で終わり、次の単語が母音で始まるときは、その子音を次の単語につなげます。よくある音の弱化や短縮を覚えて聞き取れるようにし、自分で使うのは自然に感じられるところだけにしましょう。

このページのチェッカーでわかること:話した内容のすべての音を標準的なアメリカ英語を基準に採点するので、母音のペア、語尾、r、l、th(項目2、3、5、6)はスコアに表れます。単語の強勢、文の強勢、音のつながり、イントネーションは採点しないので、それらはネイティブの音声と並べて自分の録音を聞き比べて確認してください。

母語別によくある課題

どの英語の音が難しいかは母語によって決まります。英語を母語の音の体系を通して聞き、発音するからです。以下はよくある傾向で、決まりではありません。どの言語の話者にも、これらがまったく当てはまらない人はたくさんいますし、地域による違いもあります。

日本語話者
日本語には英語のrとlにあたる流音が1つしかなく、単語は「子音+母音」の拍で組み立てられているため、子音のあとに母音を足しがちです(「strike」が余分な音節つきで発音される)。thはsやzに、vはbになりやすく、モーラ単位の均等なリズムではschwaの入る余地がほとんどありません。
スペイン語話者
スペイン語の母音は5つなので、ship/sheepやfull/foolが混ざりやすく、強勢のない母音もschwaにならずにはっきり発音されることがあります。bとvを同じように発音する人が多く、s+子音の前にeを足したり(「espeak」)、語末の子音の連続を簡略化したりします。
ロシア語話者
語末の有声子音が無声化されることが多く(bagがbackのように聞こえる)、catとbetが混ざったり、wがv、thがs、z、t、dになったりすることがあります。ロシア語のイントネーションをそのまま持ち込むと、英語の疑問文や平叙文が意図より平板に、またはぶっきらぼうに聞こえることがあります。
中国語(標準中国語)話者
標準中国語の音節は子音で終わることが少ないため、語末の子音が落ちたり、後ろに余分な母音がついたりし、子音の連続も簡略化されがちです。よくあるポイントは、th(sやfになりやすい)、vとw、中国南部出身の一部の話者に見られるlとnの区別、母音の長さ、そして弱化母音が少なく1音節ずつ均等に刻むリズムです。
韓国語話者
韓国語は英語のようにrとlを区別せず、f、v、z、thもないため、それぞれp、b、j、sまたはdになりやすいです。語末の破裂音はふつう破裂させずに止められ、語末の子音のあとに母音が加わることもあります。
ヒンディー語話者
ヒンディー語にはvとwの中間の音が1つしかないため、この2つが混ざりやすくなります。英語のtとdは舌先を後ろに反らせて(そり舌音で)発音されることがあり、thは歯音のtやdになります。イギリス英語やアメリカ英語とは違う音節に強勢を置く人が多く、強勢のない母音もはっきり発音します。
アラビア語話者
アラビア語にはpがないため、pとbが混ざることがあり(park/bark)、vがfになることもあります。多くの変種では母音が少ないため、ship/sheepやbed/bidが混ざることがあり、子音の連続を崩すために短い母音が挟まれることもあります。
ポルトガル語話者
ブラジルの話者は、語末の子音のあとに「i」の音を足したり(「Facebooki」)、iの音の前のtとdをchとjのように発音したり、thをt、f、sに置き換えたりすることがよくあります。語頭の英語のrがhのように聞こえたり、語末のlがwになったり、mやnの前の母音が鼻音化したりすることも多いです。
ベトナム語話者
ベトナム語の単語は1音節で、語末に来られる子音も少ないため、英語の語尾(特に-s、-ed、子音の連続)が落ちやすくなります。声調のような音の高さの動きを英単語に持ち込んだり、各音節を同じ重さで発音したりして、強勢のパターンが見えにくくなることがあります。

上達を確認する方法

  1. 繰り返し使う1分ほどの文章(段落ひとつ)を決め、スマートフォンのボイスレコーダーで音読を録音します。ファイルは保存しておきましょう。
  2. 同じ文章を週に1回、同じ部屋で、マイクから同じ距離で録音します。1週目と今週の録音を続けて聞いてみてください。日々では気づかない変化も、1か月たつとはっきりわかります。
  3. 週に1回、下の無料の英語アクセントテストを受けて、最も苦手な音をメモします。同じ音が3週連続でリストのトップに来たら、それが翌週の練習テーマです。
  4. 自己紹介や仕事でよく使う一文など、よく口にする文をひとつ選び、このページのチェッカーで音ごとのスコアを週ごとに比べましょう。

無料の英語アクセントテスト →無料の英語発音テスト →英語の音の一覧 →

ネイティブのような英語の発音についてのよくある質問

大人になってからでも、本当に訛りはなくせますか?+

ほとんどの大人にはある程度の訛りが残りますが、それで問題ありません。大人が確実に変えられるのは、聞き取りやすさです。つまり強勢、母音の長さ、語尾、そして単語同士を混同させてしまう特定の音です。聞き手が気づくのは、まさにその改善です。

アメリカ英語とイギリス英語、どちらのアクセントを学ぶべきですか?+

いちばんよく耳にするほう、またはいちばん必要なほうを選びましょう。一緒に働く人、よく見る映画、受ける予定の試験などで決めれば大丈夫です。どちらも世界中で通じます。大切なのは一つの単語の中で一貫していることで、どちらを選ぶかより明瞭さのほうが重要です。

訛りを減らすいちばんの近道は?+

自分にとって影響が大きい2〜3のポイント(たいていは単語の強勢、ある母音のペア、語尾の脱落)を見つけ、数週間それだけを集中的に練習します。録音して、比べて、直す。週に1回の長い練習より、毎日数分の短い練習のほうが効果的です。

TonePerfectはアクセントやイントネーションを採点しますか?+

話した単語のすべての音を標準的なアメリカ英語を基準に採点し、慢性的に苦手な音を特定して、それぞれの音の出し方を示します。アクセントは選べず、イントネーションや文の強勢は採点せず、あなたのピッチ曲線をネイティブと比べて描くこともしません。これらは、自分の声を録音してネイティブの音声と比べて確認してください。

このページのチェッカーは無料ですか? 録音は保存されますか?+

はい、アカウント不要で無料です(1日に数回まで)。toneperfect.appでは、録音はスコアの計算に使われます。サインインしていて、成人であることを確認済みで、研究への協力をオンにしている場合を除き、TonePerfectが録音を保存することはありません。TonePerfectアプリはiOS、Android、ウェブで使え、1日の上限付きの無料枠とPremiumサブスクリプションがあります。

シャドーイングはやる価値がありますか?+

はい、リズム、強勢、イントネーションには効果があります。短い音声を用意し、フレーズを再生して一時停止し、同じリズムとメロディーで繰り返して、その様子を録音します。シャドーイングで鍛えられるのは文の「音楽」です。個々の音は別に練習しましょう。

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